通販ドットTOKYO株式会社様の導入事例インタビュー
レスポンシブ+カートの販促機能で売上回復
通販ドット TOKYO株式会社様
http://perfect-floors.jp/
通販ドットTOKYO株式会社様は、メタル製ラックの通販シェア日本一「ルミナス」のECサイト『パーフェクトフロアーズ』の運営と、オーダーカーテンの通販専門店『パーフェクトスペース』を運営しており、本店ECサイトでの販売に力を入れている会社様です。
メタルラックサイト『パーフェクトフロアーズ』では従来別のショッピングカートASPを利用して運営しておりましたが、レスポンシブECサイト構築ASP「aishipR」で2015年2月にサイトをリニューアルオープンされました。
サービスを切り替えたきっかけや、当時の背景について通販ドットTOKYO株式会社代表取締役社長金原様と北原様にお伺いしました。
インタビュー詳細
aishipRへ引っ越しされた理由は?
通販ドットTOKYO株式会社北原様
―システム移行を検討したきっかけは何だったのですか?
やはりレスポンシブだからです。レスポンシブはGoogleが推奨していますし、以前のシステムではスマホとPCのページをそれぞれ別の作業で作らないといけないのがナンセンスでした。そこにそんな労力をかけられないし、時間をそこにかけられない。
LPや特集ページなど、新しいページを追加する際にも、PC用ページとスマートフォン用ページを別で作成するため手間がかかっていました。
また、ページの更新での”スマホの修正漏れ”が起こることがありました。もう一つは、機能面で足りないところがありました。前のASPではピーク時はかなりの売上があったんですが、特定のメーカー1社からの仕入れのみでメタルラックだけで勝負するというスタンスでは、新しい商品が適度な頻度でリリースされることもないため、目新しいことが何も出来ない状態でした。
その中で一つの商材を売り続けるには販促が必要不可欠になりますが、以前のシステムでは販促が十分できなかったため売上がどんどん減少していていきました。
CPAも5000円くらいまであがってしまい、そうなってくるともう回復しようがない。機能面で何も出来なかったので全て手作業による販促を行っていました。
それでも以前のシステムでは商品を全て平置きに陳列している様な表示方法になっていて、ECサイト運営初心者のうちはそれでも良かったのですがが、さらに売上を伸ばそうと思うと「魅せ方の工夫」を選択せざるを得なかったんです。
初めてのレスポンシブデザインへの不安は?
―レスポンシブデザインにすることでページの管理を一元化できること、
機能を利用してさまざまな販売戦略が立てられるASPに注目したというわけですね。
逆に、レスポンシブデザインを導入する上で心配されたことはありますか?
レスポンシブに特化したコーディングを出来る人材がいなかったということですね。スマホ単体でデザインを考えることは可能ですが、スマホとPCの両方の兼ね合いを意識してデザインすることは当時心配でした。少しやってみて目処は立ってきましたが、今でも苦戦しています。
レスポンシブを前提に制作を進めていく中で、楽天やYahoo!のサイトで使用しているソースコードを再利用できないことにも気付き、そういった課題も含めて最適な方法を模索中です。
―懸念されていたレスポンシブデザインへの対応はいかがでしたか?
それまでPC向けに作っていたソースコードの変換や、レスポンシブを意識したコーディングができる人材の配置も含めて、レスポンシブに対応しました。以前のサイトではPCだけのことを考えてiframeとtableを多様していたので、レスポンシブの表示に対応させることが大変でした。
画像はそんなに大変ではなかったです。もともと経験があったのと、あとは書籍等で学ぶことで知識を補完できました。また、無料のテンプレートがあったので、そのカスタマイズをするという方法で2週間程度で実装できました。
実際に導入してみてLPなどのフリーページを作成する手間は変化しましたか?
LPや特集ページなど、新しいページを追加する際に手間は減りました。以前はスマホページを別で作成する手間があったのですが、今は1つのソースを作成するだけで完了するので手間が少ないです。あとは修正する際に1ソースを修正するだけでPCもスマホも修正されるので、”スマホの修正漏れ”が無くなって良かったです。商品ページも同様に手間が省けています。
売上の変化は?
―実際に売上については、前年と比べて変化はありますか?
前年比でいうと150%は超えていると思います。時期的にも3月が売れるので、ちょうどそのときに移行できたということも良かったと感じています。理由としては、リニューアルすることで色々なデバイスでサイトが見やすくなったことや、機能を利用した販促が打てるようになったことがあると考えています。
―デバイスごとのアクセスは、スマホ・タブレット・PCでどれくらいの割合でアクセスがありますか?
以前のデータがとれていない部分があるので厳密な比較はできていませんが、スマホの比率が上がってきている実感はあります。買いやすさや見やすさが向上したことが原因だと考えられますし、それはGoogleアナリティクスの比率が増えていく様子からも感じられます。UUベースでPC:スマホ/タブレットで6:4くらいで、PC:スマホ:タブレットで5:4:1くらいかと思います。
―販促機能で、特に満足している機能はありますか?
キャッシュバックの金額が自動反映されることが良いです。カートページでもキャッシュバック金額が明示されます。以前のシステムでは出来なかったので、全て手打ちで(しかもデイリー)やっていました。
今後について
―最後に、今後のEC事業で注力していきたいところを教えてください。
現在のデザインがテンプレートになっているので、CSSで編集できる部分と、システム側で定義されていて編集できない部分をしっかり把握し、サイトデザインのリニューアルをしていきたいですね。
全画面を使ったパララックス型など動きのある新しい表現を入れていきたいですし、魅せ方をこだわっていきたいと思います。